【歌詞】
クレーター
(三浦大知, みうらだいち)
何求め押し寄せる
無限の営み
砂に残る爪痕
誰かの 潮先
燦々そそぐ日射し
段々湿る額
地平線を泳ぐ
星のような飛行船
並んで寝そべり
溶け出す宇宙に
延ばした手の先
ひらり留まった
ハグロトンボの
翅の色より
深い宵闇が
君をさらっても
いつだって
すぐに見つける
どんなときも
見失いはしない
君に押され
波打ち際
「これで引き分け」
君が笑った
突然の風
午後の汽笛
髪をかき上げ
君が笑った
君が笑った
君が笑った
連なる稜線
草臥れた人生
さあもっと向こうへ
機械的輪廻
ひび割れた大地
罪人の改心
いつかの未来に
託して
答えを求めて
砂食む旅人
靴紐ほどけて
足下に回答
沈む太陽が
歌う愛の歌
痩せたライオンが
佇む
嗚
【歌詞】
硝子壜
(三浦大知, みうらだいち)
晴れた日よりも雨の日が好きで
冷めたふりしていつも泣き虫で
鉛色に染まる部屋の中で
君が置いていった硝子壜だけが
色を集めて光反射して
ただひとつ
綺麗だった
「まぶしくて目を閉じている間に、
大事なものをもし見過ごしてしまったら嫌だから、
太陽より、私は月が好き」
鉛色に染まる部屋の中で
君が置いていった硝子壜だけが
色を集めて光反射して
ただひとつ
綺麗だった
悲しみがほどけない
巡りくる明日に
もう君はいない
悲しみがほどけない
小さな硝子壜
もう花は咲かない
嗚呼
【歌詞】
片隅
(三浦大知, みうらだいち)
いつも同じ場所で 同じ愛を
そっと ただ 渡してくれた
シャワーの音
耳を塞ぐ
日々の終わりは穏やかで
胸に残る
もどかしさも
床に流れたふりをする
思い通りにならない思い
うまくいかない事だらけでも
また明日に大きく手を振るのは きっと
君が隣にいてくれたからで
いつも同じ場所で 同じ愛を
そっと ただ 渡してくれた
遠くて近い部屋の片隅
闇を照らしてる
カーテンの音
耳に障る
日々の始まりは不安で
窓を超えて 差し込む陽が
心を照らすふりをする
瞳に映る色や形 全て
君の元へと繋がって
「今なら」
なんて もう
届かない
いつも同じ場所で 同じ愛を
そっと ただ 渡してくれた
広くて狭い部屋の片隅
光る記憶
いつも同じ場所で 同じ愛を
そっと ただ 渡してくれた
近くて遠い部屋の片隅
声を探してる
君を探してる
【歌詞】
円環
(三浦大知, みうらだいち)
見慣れた街並み
風待つ張り紙
額の汗を払い
なぜか砂の手触り
咳払い
すぐ後ろ迫る
黄昏が照らす
見覚えあるギヤマン
じわり滲む違和感
並ぶ窓 泳ぐ雲
探してる共通項
交差点
どこかで
つかむ記憶の袋
覗けば鳴るプレリュード
幕開け
どこかで
【歌詞】
銀の涙
(三浦大知, みうらだいち)
そう 雨の中
滑る足で、行き急ぐ街
ああ 濡れている犬のよう
生きてる証拠の淋しさ
もう 怖くない
そんなふうに言ったって、怖い
勝負のとき
かるい靴で 飛び超えたい
素直になれないクセを
笑いとばしたきみ
迂闊にも 好きになった
孤独でいるより 胸が 痛い
愛を知るのは
そう 近くから
覗く瞳は、星みたいだな
ねぇ 理屈さえなくすほど
見つめたことなんてなかった
さぁ 時は行く
夢もたまに壊される
廃虚の跡
膝をかかえ そばにいたい
笑えるとき つらい時
少しだけ泣くきみ
抱きしめて耳をすまそう
どうしたんだ 今日は
銀の涙
雨がやまない
みんな同じ
それってやっぱり 違うだろ
かたちが違うから パズルが噛みあう
素直になれないクセを
笑いとばしたきみ
抱きしめて耳をすまそう
どうしたんだ 今日は
銀の涙、
雨がやまない
英語の意味、歌の歌詞と解釈、タイトルの読み方、発音を紹介